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SUNNY SUN DESIGN ASSOCIATES PR MAGAZINE

Vol.4 中山 Amy 晶子 × 荒井秋人

MISSION × SESSION

Interview Contents

 

企業やブランドの価値をメッセージするために、どういったクリエイティブを提案すべきか。時間、コスト、クオリティ、ビジュアル戦略の側面にも触れながら、六本木3丁目にスタジオを構えるフォトグラファー中山氏とサンデザイン東京オフィスのディレクター荒井が、あらためて写真を撮る意味について対談いたしました。

写真を撮るプロセスの中でブランド価値を視覚化する。

ブランド観を表現するということ

荒井
中山さんとのお付き合いは、多分10数年ぐらい?
中山
15年くらいですか。結構長いですよね。
荒井
かなり幅広く色々なジャンルでご一緒しましたよね。最初にいたプロダクションから、一時、外資系企業のマーケティング部門に移ってすぐの頃は、少し時間があいたかもしれません。その時にはブランディング戦略という比重が高くて、単純にカッコイイ・キレイというより、そのブランドらしさに重点が置かれた撮影のディレクションなどをしていました。人選から写真のテイストまで、すでに本国のほうで方針が決められていて。
中山
海外の企業らしいですね。
荒井
その時はカメラマンの方も本国指定で、英語が喋れて以前に経験があり、ブランド観がわかっているという人がチョイスされていました。その後中山さんにも結局色々お願いしましたけどね。
中山
化粧品の海外ブランドも、撮影でそういう部分がありますね。表現としてやってはいけないルールも多い。日本人のこれがいいんじゃないというデザインの観点ではないというか、日本だったら絶対にこれは微妙じゃないの?というのが、本国のブランド観からはイチ押しだったり。
荒井
もちろん、日本でも、らしさというのは重視されますが、よりそのビジュアル内でのクオリティが優先される気はします。少しスタンスに違いはあるような気はしましたね。

理想のイメージに近づくために

中山
でも、その中でもブランド観を追求している日本の企業さんもいらっしゃる。現在、荒井さんが手がけておられる案件ですが。
荒井
すごいですよね。ただ、その軸が完全にできているわけではないから、毎回これは本当に「らしい」のか「らしくない」のかみたいな議論がありますね。単にこれを撮りましょう、とかいう話ではなく、小さな1カットでもまず表現したいテクスチャーにマッチしそうで他社で使用されていない素材や材質探しに始まり、事前実験もかなり重ねて、さらに撮影本番でもつめる。でも、そういうことをコミュニケーションを取りながらこちらもこだわってやっているから、継続してご依頼いただけているような気もします。
中山
それはもう信頼感ですよね。
荒井
中山さんは、撮影に関してクライアントとどういうふうに取り組んでおられますか。
中山
私は相手が何を表現したいのかというところを探りつつ、今まで毎回同じ撮影をしている相手でも、その都度ビジュアルは違うわけですし、その中でどの辺を表現するのか、ビジュアルとしてどの辺を表現したいのかを考えます。
荒井
結構、提案されますよね、その場で。お願いする側としては、頼りにしているというか。クライアントの思っているところをいかに的確に表現するかということと、できればプラスα、こんなこともできたのかというのがあると、一番うれしい。
中山
それはありますよね、期待の上を行きたいというところはあります。満足させるだけだと、ちょっと面白くないというか。
荒井
確かに、ただ、そうは言っても制作側が自己中心的になってしまうと目標とするイメージとずれてきますし。そこでコミュニケーションを取るのはすごく大事かなと思います。
中山
結局クリエイティブ作業というのは、限られた時間の中でいかに、いいものというか、その、方向性を出せるかという、その中でベストを作るために何をするかということになるんですね。

撮影することはブランド資産につながる

荒井
撮影することのメリットですが、理想とするものをと考えた時、リースポジというのは悪い選択ではないですが、思いどおりの写真があるわけではない。それをずっと探し続けても妥協で決めることになったり。だったら、撮影してしまったほうがいいかなと。クライアントによっては、撮影はお金がかかると思われるのかもしれませんが、コスト部分で相談は可能ですし、撮ってしまったほうが絶対に理想のイメージに近づく。世の中に出回ってる写真を使うということは結局、他社も使っているという可能性も十分あって、それは最初の話に戻りますが、ブランド観を考えた時、良い方法であるとは言い切れない。
中山
流用とかそういったことを考えるとさらに。
荒井
そうですね。撮ったものは自分の会社の資産になりますし、計画的にそれを積み重ねていけばオリジナリティができてきて、結果、ブランドらしさにつながると思います。
中山
撮影をした写真を見て、こんなにきれいに撮れるんですかと驚かれる方がいられます。すごく高そうに見えると。ただ、ブランドとして、果たしてお客さんにこんなに高そうに見えて現品は違うと思われたらどうしようと心配する人もおられます。
荒井
気になります!何ですか?
中山
そのまま出しても意味はないので、どこかで、魅力を出して行かないといけないですし。
荒井
その兼ね合いをコミュニケーションの中で決めて行く。その企業の方たちが自分たちの製品なりをどういう価値観で見せて行きたいのかは、写真を撮るにあたって重要なコミュニケーションのポイントのような。やっぱり撮るからこそ、そういうことも話し合えるのかと思います。

Narrator

中山 AMY 晶子 Akiko Amy Nakayama
Mint Amy pictures 代表取締役・フォトグラファー
神奈川県出身。日本写真芸術専門学校卒業。ファッション写真と広告写真を学んだ後、ニューヨークを拠点に活動。その後、広告写真を中心としたフォトグラファーとして活動を開始し、昨年独立。株式会社晶晶(アキショウ)を立ち上げ、今年3月にはスタジオ「Mint Amy pictures六本木」をオープン。
荒井 秋人 Akito Arai
株式会社サンデザインアソシエーツ ディレクター
東京都出身。広告プロダクションにて10年間デザイナー・アートディレクターとして従事。その後企業の広告宣伝、マーケティング部門でマネージャーを務めたのちサンデザインに入社。ジャンルにこだわらず何でもやってみるのスタンスでいっぱいいっぱいになる毎日。

生き生きと新しいものを創り出す。

mint [ミント] = 清涼感、創り出す、新鮮な。生き生きと新しいものを創り出す。
[六本木スタジオ]六本木の喧騒からちょっと離れたクリエイティブ企業の集まる静かなエリア。小さめなスペースではありますが日常と離れた空間で商品撮影やポートレートをメインにスチールからムービーまで心に余韻が残る空気感のあるビジュアルを創り出します。
[長野県伊那]長野の伊那に持つ拠点は、南アルプスと中央アルプスに抱かれ、市の中央には天竜川が流れる豊かな自然環境です。雄大な自然や澄んだ空気の中での撮影をご希望であればお問い合わせ下さい。

Mint Amy pictures mint-akisho.co.jp
所在地/〒106-0032 東京都港区六本木3-16-35 イースト六本木ビル509
TEL/03-5545-1090

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